幼稚園の会計処理には記帳代行の活用がおすすめ!

公開日:2025/03/15  

会計処理の画像

幼稚園は「社会福祉法人」に分類されるため、会計基準や売上分類の多さが一般企業と大きく異なります。また、幼稚園に勤務するスタッフは子どもの世話など本来の業務で忙しく、会計業務に割ける時間が多くありません。そこでおすすめなのが、記帳代行サービスです。今回の記事を参考にしながら、幼稚園の会計業務の負担を軽減しましょう。

社会福祉法人の会計基準とは

社会福祉法人は、非営利の公益法人です。法人税は実質かかりませんが、情報公開のための「社会福祉法人会計基準」が定められています。

一般会計基準と異なり、社会福祉法人会計基準では会計処理が「事業区分」「拠点区分」「サービス区分」ごとに求められます。また、法人全体の決算も必要なので処理も複雑です。

決算書類としては「貸借対照表」「資金収支計算書」「事業活動計算書」が必須で、とくに、「資金収支計算書」は支払資金の収入・支出を明確にし、固定資産に関わる収支も記載されます。

これは一般会計基準のキャッシュフロー計算書に類似していますが、予算統制が必要な公益性を考慮して必須となります。

「事業活動計算書」は一般の「損益計算書」に対応した関係です。経常収支や収支差額を表記しますが、利益追求ではなく公益性を重視しているため、全ての項目は「差額」として表示されます。

このように、社会福祉法人である幼稚園は、一般企業とは大きく異なる会計基準をもつことがわかります。

幼稚園の会計処理は売上分類がたくさん!

通常の会社においては「売上」が一本化されることが多いですが、幼稚園などの社会福祉法人では売上の分類が多岐にわたります。

具体的には「委託費収益」や「補助金事業収益(公費)(一般)」「受託金事業収益(公費)(一般)」「受入研修費収益」「利用者等利用料収益(公費)(一般)」などに細かく分ける必要があります。

これにより、収益を計上する際に、その収益が地方自治体からの「受託」なのか「補助金」として給付されたものなのかを厳密に区別しなければなりません。

この区別は入金元からの「通知書」を確認することでおこないますが、経験がないと処理が難しくなることもあります。さらに、公的な入金である「公費」か、保護者からの一般的な入金なのかも分類が求められます。

寄付金の計上で不正行為が発生しやすい

また「寄付金」として受け取る額も収益として計上されますが、これは不正行為が発生しやすい項目とされています。寄付金はその入金元が明確でない場合もあるため「寄付金台帳」を作成し、記録しておくことが求められます。これは不正な受給を防止し、透明性を保つための措置です。

大きな金額の寄付がある場合は「反面調査」という方法で調査が行われる可能性があります。この調査は入金元を直接調査し、実体のない入金が確認された場合は不正受給として扱われることになります。

悪意なく誤った処理を行っていた場合でも、このような調査や不正受給とされるリスクがあるため、十分な注意が必要です。正確な収益分類と台帳管理は、社会福祉法人が法的に正しく運営されるために不可欠といえます。

幼稚園の会計処理に記帳代行がおすすめの理由

幼稚園が「社会福祉法人」として扱われていることや、会計処理における売り上げ項目の多さ・煩雑さがあることがおわかりいただけたかと思います。ここからは、幼稚園の会計処理に記帳代行の利用をおすすめする理由を紹介します。

会計処理が営利企業と比較してややこしい

前述したとおり、幼稚園は営利目的の組織ではないため、会計基準や売上処理が独特かつ複雑です。そのため、記帳代行サービスを利用することで、その道のプロに任せることが推奨されます。

幼稚園を含めた社会福祉法人の記帳代行を得意とするサービスも存在するので、口コミを調べたうえで利用しましょう。

スタッフの負担軽減につながる

幼稚園スタッフの労働環境は働き方改革の影響で変化しつつありますが、いまだに激務といわざるを得ません。そのため、会計処理や事務処理まで手が回らず困っている幼稚園も少なくないのが現状です。

記帳代行を利用することで、保育士の負担軽減と円滑な業務を実現できます。

会計担当スタッフの人件費削減につながる

記帳代行は、必要なときに必要なだけの業務を行ってくれる外注サービスです。そのため、必ずしも毎月一定の人件費を支払う必要がありません。これにより、長期的に見ると費用の節約につながることもあります。記帳代行サービスを賢く使うためにも、利用時には業者ごとに見積り・比較を忘れずにおこないましょう。

まとめ

幼稚園は「社会福祉法人」として一般企業とは異なる複雑な会計基準に従っています。具体的には「事業区分」や「拠点区分」ごとの会計処理が求められ、売上分類も細かく分かれます。さらに、寄付金の計上は不正防止のための「寄付金台帳」作成が必須で、誤った処理による「反面調査」のリスクも存在します。これらの会計業務の負担を軽減するために記帳代行の活用がおすすめです。プロによる適切な会計処理が可能になり、保育士の負担軽減や事務効率向上を図れるだけでなく、会計担当スタッフの人件費削減にも寄与します。記帳代行を選ぶ際は、業者の評判や見積もり比較をしっかりおこなうことで、より効果的に活用できます。

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