記帳代行サービスの見積もり時にチェックするべきポイントとは?
記帳代行サービスを利用する時には見積もりが必要です。初めて記帳代行サービスを利用すると、わからない点もあります。では、どのような点に気を付けて記帳代行サービスに見積もりを依頼すればよいのでしょうか。今回は、記帳代行サービスの見積もり時にチェックするべきポイントについて詳しくご紹介します。
記帳代行の大まかな流れ
記帳代行はどんな流れで行われるのでしょうか?こちらでは記帳代行の大まかな流れについて詳しくご紹介します。
ステップ①
問い合わせ
ステップ①は、問い合わせです。クライアントから、記帳代行業者に問い合わせてもらいます。
ステップ➁
打ち合わせ
ステップ➁は、打ち合わせです。打ち合わせでは、記帳代行の業務の範囲を決めます。打ち合わせの時には、クライアントは見積りに必要な簡易的な資料を用意しておくことをおすすめします。
ステップ➂
見積り
ステップ➂は、見積りです。見積りでは、クライアントの現状・業務の範囲・会計ソフトの使いやすさ・納期・条件などから見積りを積算します。
ステップ④
記帳に必要な全ての資料の準備
ステップ④は、記帳に必要な全ての資料の準備です。具体的にクライアントには次の資料を準備してもらいます。
①会社用の銀行通帳のコピー
②領収書の原本
③請求書の原本
④経費がわかるデータ
⑤売上・支出がわかるデータ
⑥その他、記帳に必要なデータ
記帳に必要な全ての資料の準備の段階での注意点としては、領収書や請求書のコピーは原則不可になるということです。必ず、領収書・請求書とも、原本を出すことを忘れないようにしましょう。
ステップ⑤
記帳代行の開始
ステップ⑤は、記帳代行の開始です。記帳代行の開始では、クライアントから預かった記帳に必要な資料をもとにして、代行業者のスタッフが、会計ソフトへの入力を行います。記帳代行の開始の段階での注意点としては、記帳代行の途中で、代行業者のスタッフが預かった資料に対してわからない点がある場合には、クライアントに連絡が行くことです。
ステップ⑥
納品
ステップ⑥は、納品です。納品では、会計ソフトの納品、またはオンライン接続で納品を完了させます。
ステップ⑦
修正・アフターフォロー
ステップ⑦は、修正・アフターフォローです。修正・アフターフォローがあれば、この段階で行います。修正・アフターフォローなし、または完了すれば、記帳代行の業務は全て完了です。
記帳代行サービスの見積書の代表的な項目
記帳代行サービスの見積書には、どんな項目があるのでしょうか?こちらでは、記帳代行サービスの見積書の代表的な項目について詳しくご紹介します。
①仕訳数
1つ目は、仕分数です。仕訳数とは、会計ソフトへ入力するデータ数のことです。具体的には、領収書・請求書などの伝票の枚数のことになります。基本的に、一般的な記帳代行の総額は仕分数で決まります。仕訳数は大きく分けて次の3タイプです。それぞれご紹介します。
段階で区切られ価格が上がっていくタイプ
段階で区切られ価格が上がっていくタイプとは、仕分数で区切られて、仕訳数が上がるごとに価格も上がっていくタイプです。具体的には次のような上がり方をします。1⃣仕分数が50未満:2,000円2⃣仕訳数が50〜75未満:4,000円3⃣仕訳数が100〜125未満:6,000円このように段階的に価格が上がっていきます。こちらのタイプは、おおよその仕分数が決まっているクライアントにおすすめです。
松竹梅タイプ
松竹梅タイプとは、仕分数が3種類に区切ってあるタイプです。具体的には次のようなタイプです。1⃣スモールパック:仕分数50未満2⃣ミドルパック:仕分数150未満3⃣ラージパック:仕分数300未満
1仕訳×単価で計算するタイプ
1仕訳×単価で計算するタイプとは、1データ×仕分総数をかけることで総額を算出するタイプのことです。
➁初期設定費用
2つ目は、初期設定費用です。初期設定費用とは、記帳代行をすることで発生するエントリー費用のことです。ただし、全ての記帳代行業者にある費用ではありません。
➂オプション費用
3つ目は、オプション費用です。オプション費用を払うと、スタンダードプランに追加して、よりグレードの高いサービスを受けることができます。
記帳代行サービスの見積もり時にチェックするべきポイント
記帳代行サービスの見積もり時には、注意することはあるのでしょうか?こちらでは、記帳代行サービスの見積もり時にチェックするべきポイントについて詳しくご紹介します。
①士業系か・ノン士業系か
1つ目は、士業系か・ノン士業系かです。記帳代行は、税理士免許や公認会計士免許を保有していない人でも行えるサービスです。要は無資格者でも行えるサービスということです。ただし無資格者に依頼する場合には、できることに制限がかかるので注意が必要です。
➁秘密保持義務を守れる業者なのか
2つ目は、秘密保持義務を守れる業者なのかです。記帳代行といっても、いろんな業者がいます。アウトソーシングやSNSで営業している人から、大手の税理士事務所・会計事務所までさまざまです。当然大手の税理士事務所・会計事務所であれば、問題なく秘密保持義務を守れます。秘密保持義務を守ってほしい会社であれば、注意が必要です。
まとめ
今回は、記帳代行サービスの見積もり時にチェックするべきポイントについてご紹介しました。一般的に、記帳代行サービスの見積もり時にチェックするべきポイントは、士業系か・ノン士業系かです。単に安く済ませようと思うならノン士業系でも十分でしょう。ただし、記帳代行だけでなく、さらにグレードが高いサービスの依頼を考えているのであれば士業系がおすすめです。本記事が、記帳代行サービスの見積もり時にチェックするべきポイントについて詳しく知りたい方に届けば幸いです。
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