記帳代行の契約書作成時に注意するべきポイントとは?

公開日:2023/07/15


自社の帳簿への記帳を代行してくれるのが、記帳代行サービスです。記帳代行サービスに依頼すると、日々の帳簿への記帳業務を自社の代わりに行ってくれます。ところで記帳代行サービスに依頼する時、契約書を作成する必要はあるのでしょうか。今回は、記帳代行の契約書作成時に注意するべきポイントについて詳しくご紹介します。

記帳代行を外部に依頼する際の契約書の必要性

記帳代行を外部に依頼する時には、契約書は必ず作成した方がよいのでしょうか?こちらでは、記帳代行を外部に依頼する際の契約書の必要性について詳しくご紹介します。

契約書は作成した方がよい!

記帳代行を外部に依頼する時には、契約書は必ず作成した方がよいのでしょうか?それとも作成する必要はないのでしょうか?

結論からいうと、契約書は作成した方がよいでしょう。理由は、契約書があることで記帳代行業務の業務内容・納期・報酬が明確化するからです。契約書を作ると、何を・どうすれば・いくら貰えるということがハッキリと文書化されます。文書化することでクライアント、サービス業者の双方が安心して取引をすることができます。

記帳代行を請負契約で依頼することに向いているクライアントとは?

記帳代行を請負契約で依頼することに向いているクライアントは、単発契約や区切りを設定したいクライアントです。記帳代行を請負契約で依頼すると、次のポイントが明確化します。

①納期が設定される
②業務の完成が設定される
③完成品を納めてもらえる

請負契約にすると、金額を決めて大工さんに家を建ててもらうようなイメージの契約になります。

記帳代行を委託(準委任)契約で依頼することに向いているクライアントとは?

記帳代行を委託(準委任)契約で依頼することに向いているクライアントは、長期で継続して記帳代行業務を行ってもらいたいクライアントです。記帳代行を委託(準委任)契約で依頼すると、次のポイントが明確化します。

①業務を手伝ってもらう
②業務を完成させる義務までは負わせない
③業務の遂行に対して報酬を支払う

委託(準委任)契約にすると、時間と時給を決めて、事務作業をしてもらうようなイメージの契約になります。

記帳代行依頼時の契約書に書いておくべき項目

記帳代行を依頼する時には、契約書にはどんな項目を書いておいた方がよいのでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。

①業務の範囲

1つ目は、業務の範囲です。業務の範囲とは、何をどこまでやるのかということです。簡単にいうと、ゴール設定のことになります。記帳代行における業務の範囲とは、会社のお金の動き・期日の設定の2点です。ちなみに記帳代行の業務とは、会社のお金の動きに関するデータを会計ソフトに入力して帳簿を作成することになります。

1.会社のお金の動きとは?

会社のお金の動きとは、日々の売上、日々の仕入れの金額、日々の経費の支払いの3点です。これらの会社のお金の動きを、期日を設定して記帳代行を行います。

2.期日の設定とは?

期日の設定とは、たとえば「2023年1月1日~12月31日までに作成」というように、いつからいつまでに作成するのか決めるということです。

まとめると、記帳代行における業務の範囲とは、会社のお金の動きと期日の設定のことを指します。

➁契約期間

2つ目は契約期間です。契約期間とは、記帳代行を依頼する期間の範囲のことです。

➂報酬額

3つ目が報酬額です。報酬額とは、期日までに仕事を完成したら、いくら報酬を出すかということです。最近はネット系の記帳代行サービスもあります。ネット系の記帳代行サービスになると、月額契約のところもあります。個人事業主・フリーランスなどの規模が小さいところは月額契約がおすすめです。

記帳代行の契約書作成時に注意するべきポイント

記帳代行サービスに依頼するにあたって、契約書を作成する際、どんなポイントに注意すべきでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。

①秘密保持義務を文書化する

1つ目は、秘密保持義務について文書化することです。秘密保持義務とは、業務で知りえた情報を、他者にもらしてはならない義務のことです。秘密をもらされた場合、会社は社会的な信用を失ったり、売上を大きく落とす可能性もあります。記帳代行業者に依頼すると、会社のお金の動きに関する情報を知ることができます。そのため、何も取り決めをしていないと大変危険です。記帳代行業者と契約する場合は、秘密保持義務を文書化することをおすすめします。

➁業務が滞った場合の取り決め

2つ目は、業務が滞った場合の取り決めです。常識的に業務を行っていると、業務が滞ることはありません。ところが何らかの原因で、業務が滞ることがあります。万一、業務が滞った場合にどう対処するか、取り決めておくことをおすすめします。

まとめ

今回は、記帳代行の契約書作成時に注意するべきポイントについてご紹介しました。基本的に、記帳代行を利用する時には契約書の作成は行っておいた方がよいでしょう。業務の範囲・契約期間・報酬額の3項目は必須です。3項目がはっきりすることで、クライアント側・サービス業者側の双方とも、円滑に契約の遂行がしやすくなります。本記事が、記帳代行の契約書作成時に注意するべきポイントについて、詳しく知りたい方に届けば幸いです。

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