フリーランスが記帳代行を利用する際の相場とは?

公開日:2023/08/15   最終更新日:2024/02/26


フリーランスで仕事をしていると、面倒に感じるのが記帳の入力でしょう。売上も伸びてくると、記帳の量も増えることになり、外注を検討するはずです。しかし、どのくらいの相場で利用できるのかわからない方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、フリーランスが記帳代行を利用する際の相場を紹介します。

フリーランスが記帳代行を利用する時の費用相場

フリーランスが、記帳代行を利用する場合の、月々に発生する費用相場は、5,000円から1万円程度です。企業が利用する場合は、月々2万円から5万円程度かかるので、かなり安く済みます。そもそもフリーランスは従業員を雇わずに、一人で仕事をしています。したがって、経理内容もシンプルであり、経費の勘定科目も決まっているものが多く、作業が効率的に行えるのです。だからこそ、低めのコストで記帳代行サービスが利用できます。

ただ、手広く多くの企業と取引している場合は、記帳作業の範囲も広くなるので、企業に匹敵するほどのコストになる可能性もあります。したがって利用するか判断する前に、まずは見積もりを取り、どの程度の価格になるか把握しましょう。

月々1,000円以下の業者もあるが…

記帳代行サービスをおこなっている業者の公式ページなどを確認すると、毎月数百円からとしているケースもあります。極端に安いですが、それは仕訳数が少ない事業者のみを対象にした最安価格なので、仕訳数が増えれば当然価格は高くなります。また、通常は基本費用に含まれるようなものも、オプション費用として請求される恐れもあるので、総額でどのくらいの価格になるのか問い合わせたうえで、利用するか判断しましょう。

記帳代行にかかる費用は年商によっても変わる

記帳代行にかかる費用は、どのフリーランスも一律ではありません。月々数千円で済むフリーランスもいれば、1万円以上かかるフリーランスもいます。その毎月かかってくるコストの差は、主に年商規模および、仕訳量が影響します。

年商規模による価格差

記帳代行のコストは年商規模により、大きく変化します。たとえばフリーランスであれば、年商200万円から300万円という方も少なくありません。一方で、稼ぐ方だと、1,000万円から3,000万円という方もいます。当然、前者のほうが記帳代行のコストは低く済み、後者のほうがコストは高くつきます。年商の高低が価格に影響を与える理由として、領収書および取引数があります。年商が高くなれば、当然、領収書と取引数が多くなります。

それらが多くなるということは、記帳代行の業務範囲も広くなるのです。記帳代行サービスの料金の区切り方としては、300万円以下・1,000万円以上・3,000万円以下としているケースが多いです。ほとんどのフリーランスの年商が数百万円なので、それほど高い価格になる事はありませんが、年商1,000万円以上の方は事前に価格表をチェックしておきましょう。

仕訳数による価格差

仕訳数が多くなればなるほど、記帳代行のコストも上がります。仕訳数が増えると記帳作業も増えることになるため、こちらについては分かりやすいでしょう。仕訳数に関しては、取引先の多さが関わります。1社のみと取引している場合は、仕訳数が極端に少ないので、記帳代行業者としては業務が楽であり、結果として低コストで記帳代行を請け負ってくれます。

一方で、数多くの企業と取引していたり、オークションなど多くの個人と取引していたりする場合は、月々の仕訳数も膨大になります。月の仕訳数が100件を超えてくると、料金が上乗せされる事が多いので、そのあたりも考えたうえで、業者選びをすると良いでしょう。

フリーランスが記帳代行を利用するメリット

フリーランスが記帳代行をするメリットを解説します。

記帳の誤りがなくなる

フリーランス自身が記帳して仕分けしていると、借方項目や貸方項目がわからなくなるなど、誤りが発生するケースが出てきます。近年では会計ソフトの台頭もあり、チェック機能が備わっているため、誤りは減りましたが、それでも記帳の専門家ではないため、間違いはどうしてもあります。その点、記帳代行業者は専門業者なので、仕訳のプロです。安心してお任せできるのです。

各種アドバイスを貰える

会計上の無駄や、節税対策に関わるアドバイスをしてもらえることもあります。大手の経験豊富な記帳代行業者であれば、各種経営ノウハウを持っているので、あなたの心強い味方になってくれるでしょう。

本業に注力できる

フリーランスは経理を雇う余裕がある方は少ないため、基本的に記帳は自分で行います。その記帳業務に時間がかかってしまい、本業がおろそかになってしまうことも少なくありません。そこで記帳代行サービスを利用すれば、本業に注力できます。新たなビジネスチャンスを掴むきっかけにもなるかも知れません

記帳代行業者の選び方

経理のプロが監修している

記帳代行業者を選ぶ際は、費用相場を知ることが第一です。一般的に5,000円~10,000円といわれていますが、幅広い企業と取り引きしている場合は、そのぶんコストがかかることを理解しておく必要があります。

もちろん費用相場だけでなく、ほかにもいくつかの選び方があります。まず、経理のプロが監修していることです。

記帳代行は資格が不要なので、業者によって対応がまちまちです。そのため、選ぶ際は「品質が高さ」が重要になってきます。たとえば、日商簿記3級以上や経理経験の有無などがわかりやすいでしょう。採用ページを確認し、有資格者に関する記載があれば安心してお任せできます。

資格がなくても記帳代行ができるため、どうしても安さだけで選んでしまう方は少なくありません。しかし、きちんとした対応を求めるなら、だんぜん一定以上の経理経験やスキルがあったほうが信頼できるでしょう。

費用は年商によって変動する

費用相場は5,000円~10,000円ですが、なかにはそれ以上かかる場合もあります。一方で、月々1,000円以下で代行してくれるところも存在します。

この差には先述のとおり、年商や仕分け数が影響しています。年商が大きいほど記帳代行にかかるコストは大きくなるため、そのぶん費用も高くなります。領収書および取引数が増えるわけですから当然でしょう。

ただし、安い業者は別途オプション費用が発生する場合があるので注意してください。

自社の状況に合わせた提案を行ってくれる

記帳はアウトソーシングしやすい一方で、会社の担当者だけにお任せすると意外にも難易度が高いといわれています。実際、どのようにアウトソーシングするべきか困っている方は少なくありません。

業者に依頼する場合も、いかに自社に最適な提案をしてくれるかが重要になってきます。たとえば、給与計算・支払い・経費精算などが挙げられますが、これらを的確にアウトソーシングしてくれる業者を選びましょう。

クラウド導入に強い

経理は、ほかの業務に比べて書類管理が非常に大変です。データ化が進んだことで以前より紙での書類管理は減りましたが、その代わりクラウド会計を導入する企業が増えています。現在はクラウド会計を利用していない企業でも、いつかは導入が義務づけられる可能性があります。

ですから、業者を選ぶ際は「クラウドに強い」「スムーズに対応してくれる」ことも選ぶうえで重要になってくるでしょう。もちろん、クラウド導入後のアフターフォローがきちんとしていることも大切です。

ほかにも、セキュリティ体制が整っているところや実績があるところも安心して依頼できます。記帳代行業者は、強みが多いほどメリットになりやすいでしょう。

まとめ

フリーランスが記帳代行を利用する際の相場を紹介しました。月々5,000円から1万円程度であり、年商や仕訳数によって若干の違いが出てきます。年商が1,000万円以上で、月々の仕訳数が100件以上だと、コストが上乗せされる恐れもあるので、事前に見積もりを受けるなどしてから、利用するか判断しましょう。フリーランスでも、記帳代行を利用するメリットはたくさんあります。記帳の誤りがなくなり、経営アドバイスも貰えます。また時間ができることにより、本業に注力できるので、フリーランスの方でまだ記帳代行を利用していない方は、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。

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